実際、自転車が歩行者に突っ込んで怪我をさせたり、それどころか死亡事故も起きている。
法的にも、自転車対歩行者の事故になれば基本的に自転車が加害者になる。
ところで、危険ダーと言われる自転車の衝撃って、その危険ダーと言ってる人はどんなものだと考えているのだろう。ずっと疑問なのだが。
基本的に、自転車の車重は最軽量で6kg~まあ大体超重級で30kgくらい(※軽くググってみると、パナソニックの電動アシスト三輪のビビライフが33.8kgらしい)だろうか。
速度は何キロ出るの? という話になるが、電動アシストは基本的に最大24km/hくらいまでしかアシストしてくれないことになっている。というか、電動アシストの後ろを走ったりしていても、20km/h出ているかどうかという気がする。最大アシスト限界速度が24km/hなのであって、24km/hまで自動で加速してくれるわけではないので、当然といえば当然の話なのだが。個々人の直進安定技量にもよるし。
自転車の重量はほぼ乗員に左右されるわけで、たしかに人と車種によっては1.5倍(※人間の方基準)くらいまで上がることもあるが、そこまで極端に変わる訳ではないし、体重の個人差の間に収まるレベルでしかないような気がする。もちろん、三人乗りなどを除けば、だが(※それでも、安全重量を考えれば個人差の間に収まることも多いと思う)。
ちなみに、高校男子の100m走の平均速度が25km/h程度であるらしい。成人女性の平均体重が53kg前後のようなので、成人女性の乗った一般車(※車重20kg弱)より、体重70kgの高校男子の体当たり(※というか某危険タックル)の方が衝撃は大きい可能性すらある。
もちろん、重心の問題もある(※むしろ重心は自転車の方が高くなる可能性もあるだろうか? その上で接触位置は恐らくタイヤであろうし)ので単純に移動するエネルギー量は違うかもしれないが、果たして自転車が歩行者に比べて危険だと言えるものかどうか(※※一応言っておくが、危険がないなどということはありえない。あくまでも比して極端に違うのかという話であるのでそこを間違えられては困る)。
ついでにいうと、ウサイン・ボルトの体重が93kg、最高速度が22.7mph=44.6km/hらしいので、体重66kgのクリス・フルームが車重7kg弱のピナレロ・ドグマに乗って同程度の速度で突っ込んでくるより、ボルトに全力で体当たりされた方がエネルギー量は増えるので危険な可能性が高い。
ついでに、ツール・ド・フランスなどでも自転車と犬が接触する事故は数度起きているものの、どの場合も犬は非常に元気のようだ(※動画は自分で検索のこと)。
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