2020年4月5日日曜日

eスポーツと道路交通



「eスポーツ」という名称には賛否両論あります。自分は否派です。
 ただ理由はちょっと違って、たぶん否派は「スポーツじゃねえよ」っていうのが主だと思うのですが、自分は「なんでスポーツに擦り寄るんだよ」という考えです。
 なんていうか、「インドア系趣味としてのプライドが無いよね」って感じですか。成立にはおそらくマーケティング的な要素が多かったんだろうと思うんですが、なんでよりにもよってスポーツにしてしまったのかと。
 で、もう一つ○○スポーツっていうのがありますよね。
 モータースポーツです。これもなんか「スポーツ?」というのと、いわゆるこれがスポーツだと「メカニカルドーピングとの差は?」というのが自分としては疑問です。現状、e-MTBの大会やe-BIKE版ジロ・デ・イタリア(だったかな)もあるので、メカニカルドーピングについては微妙なところのような気がしますが(もちろん、e-BIKE限定でない試合やグランツール本大会ではルール違反ですが。もっというと、「ドラッグ・ドーピングとサプリメント・メンテナンスの差は?」という問題もありそうですが)。
 まあ、スポーツの定義は置いておいて。自動運転や運転アシスト、あるいは運転抑制が進めば、公道上で欲望のままに車を走らせることは不可能になるはずです(二輪は微妙ですが、四輪にスピードリミッターが付くようになれば二輪に搭載する流れは来るでしょうね)。そうすると、暴走行為やストレス解消的な事がしたければレーシングゲーム(あるいはクライムゲーム)をするしかない時代が来るはずです。
 現状、グラフィックはかなり美麗になって実車に近づいたと言えそうですが、慣性や衝撃がないのでたぶん運転感としてはまだまだでしょう。それでも、4DX技術なんかもあるので、レーシングゲームでのVRが実車の操縦(現実世界で物理領域限界で走っているのはWRCとドラッグレースですかね)とほぼ同等になるのは不可能ではない(上下回転なんかも考えてしまうとモビルスーツのコクピットか某クイズ番組の解答席くらいの規模が必要でしょうけど)と思います。
 そもそも、暴走するにしてもたぶん自車と他者は1:100どころの比率ではないはずなので、現実で暴走する価値って法的にも気分的にもほとんど無いような気がするんですけどね。
 レーシングゲーム分野のeスポーツの発達と道路交通の正常化は、セットでやっていった方がいいのではないですかね。よくよく考えると、運転シミュレータにもフィードバックすることができるわけですし。

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