2020年4月20日月曜日
芸人のヒロシさんのネタで一つだけ笑ってはいけないものがあると思う件
まあ、ほとんどのネタが人の不幸(?)なので本来はどれも笑ってはいけないと思うのですが……
著作権があるのでどこまで書いていいものかわかりませんが、「車を運転していたら自転車に煽られた」というものがあります。
これ、笑点などで見る限りお客さんに結構ウケているのですが、個人的には笑える状況ではないと思うんですよね。いや、冷めるとか「チャリカスが(怒)」って話ではないです。いや、それ系の話なのですが。
日本には、ご存じのように速度制限のある道路があります。私の生活範囲では制限は最低で30km/hまでなのですが、都市部の住宅区域などに行くと20km/h制限の道路もあるようです。
もちろん、公道なので車輌・軽車両共に通行可能です。個々人の技量や車輌の性能などにもよるのですが、自転車って大抵40km/hくらいまでは頑張れば出せます(長い下りの道もあるでしょうから、場所によっては頑張る必要も無いかそれ以上出せます。ちなみにプロだと下りで90km/h~120km/hくらいは出せるそうです)。
つまり、制限速度が30km/hより下の道路であれば、自転車でも自動車を煽れます。電動アシスト自転車の最高アシスト速度が24km/hらしいので、20km/h制限道路なら誰でも自動車を煽れます(速度違反していることになるので、この辺りがカス系のお話。スリップストリームを使ってるのは別問題)。
もっと言えば、高校男子の100m走の時速が平均25km/h近くらしいので(余談ですが、「悪質タックル≒電動アシスト自転車の衝突」というエネルギー量になるのでは)、20km/h制限の道路であれば歩行者でも自動車を煽れますし、あおり運転にすらなりません。法的には色々あるので、状況によっては罪に問われる可能性がありますが。
というわけで、「自転車が自動車を煽る」というのは別に変なシチュエーションではなく、道路状況や通行状況では普通に起こりえる話でしかないと思うのです。もちろん、自動車側がちゃんと制限速度守ってる場合に限ってのことですけどね。個人的には30km/h制限道路を走っていて、このシチュエーションはないです。当然、逆は山ほどありますが。
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