20230511 スタッガード君の現状
エンド形状について思ったことをなにも話してなかったなと。
ごちゃごちゃ書いてもあれなので列記。
1)正爪(シティサイクルとかピストのエンド)
〇安い(たぶん)。
※ピストについてはそこまで価格的利点は無いと思う。
〇シングルの場合、チェーンテンショナーの類が不要。
〇チェーンテンションを調整しても乗車ポジションが変わらない。
※リアセンター・ホイールベースは変わります。
×ホイールの取り付け(並行出し)に慎重を要する。
×ハイエンドのリアディレイラーがほぼ使えない。
×正爪ディレイラーを使う場合、ホイールベースが詰められない。
×フルサイズの泥よけを付けた場合に、かなり分解(泥よけまで)しないとリアホイールを外せない。
※構成上後ろに抜けません。
×フロントはともかく、ブリッジが狭かったり荷台があったりでリアは簡易のマッドガードが付けられない。
×ブレーキの調整(リムブレーキであればシュー位置・ハブブレーキならワイヤー長)が必須。
?ディスクブレーキの使用は困難。
※スタッガード君のようにハブシャフト位置をある程度固定化すれば不可能でもないが。
2)逆爪(いわゆる「ホムセンルック車」や一昔前のMTBのエンド)
〇ホイールを外すのにほぼ苦慮しない。
※泥よけや荷台を外すこともほぼ必要ない。ハブシャフト共締めの場合くらい。
△ストレートドロップエンドよりはやや安め。
※パーツアッセンブリの問題もありそうだけど。
△逆爪ディレイラーの取り付け金具とチェーンが干渉することがある。
※ホイール組み替えて8s11‐32を突っ込んでみたらフランジナットにチェーンが咬んだ。フルサスロードだと問題ないため、アダプターの相性やエンド精度の問題もあるかもしれないのでまたいろいろやってみる予定ではある。
×ホイールの取り付け(並行出し)に正爪よりも慎重を要する。
※構造上チェーン引きが使えないため。
×ホイールの取り付け位置によってポジションやジオメトリが微妙に変わる。
※逆にこれを利用して乗り味を変えてる人もいるとかいないとか。
×ハイエンドのリアディレイラーが使えない。
※シマノのアダプターがディスコンになったので。
?ディスクブレーキの使用はやや困難。
※こちらもハブシャフト位置がずれる=ローターがズレるため。これまた自分の似非フルサスロードのように不可能でもない。
3)ストレートドロップエンド(現行のスポーツ車や一定以上価格帯の自転車のエンド)
〇ホイールを外すのに一切苦慮しない。
※名前は伊達じゃない。チェーン絡みの部分くらいか。
〇ほぼ無制限にパーツが選べる。
※デュラエースはもちろん、ターニーにも直付けディレイラーがあります。
〇構造や設計的にシンプルなので、各部の干渉が無い。
〇基本的にジオメトリが固定されている。
※ごく一部車両はエンドの組み換えが可能になっている。
〇ディスクブレーキが利用可能。
※エンド幅は要相談。
△基本的にブレーキのセッティングが不要。
※ホイール径が決まっているため。リム幅や使用状況によって当然調整は必要。
×値段が高くなる。
×かなり厳密な製造が必要。
※要は車体に対して完全に垂直にエンドの精度が出ていないといけない。正爪や逆爪であれば微~小調整が可能。
×ディレイラーやチェーンテンショナーがほぼ必須。
※ギア選択やチェーン長の調整によっては不要。
×エンド別体でない場合は破損時に修理不能。
※普通そういうのは鉄だろうから溶接とかすればあるいは。
こんな感じか。
ロードエンドについては現行市販品だと無さそうなので割愛。ほんとは逆爪の左側がそうなってるべきなんだろうけどね。
何がいいかって言うとそりゃストレートドロップエンドがベストなんだけど、そうすると自転車の値段一体いくらになるんだっていうのとどれだけ不良品が出るんだっていうのがありそうだよなあ。
ちなみにサムネの「ママチャリロードはチャンスがあっただろうに」っていうのは、リア135でヘッドOSなんだろうからディスク台座付けとけばよかったのにって話です。設計企画いつかわからないけど、現行だとそっち主流なのに。いや主流の話するとスルーアクスルにしないといかんですが。
とはいえ、フレーム買いしてもフロントフォークが付いてくるので微妙でしょうけども。
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