最近、過去に書いたものを見直していたんですが、もの自体は2000年代後半~2010年代前半くらいに考えたシェアード・ワールドが一つありまして。
年代としては現在の現実の延長である2050年代(2056年くらい)を想定していたんですけど、2012年に首都機能が滋賀に移される(この辺、その近辺にいたころそういう構想を推進したいという看板がありました)とか書いていたのはまあ実現しなかった(琵琶湖のど真ん中にメガフロートでアルカトラズみたいな政務所を作って人的交流をシャットアウトして24時間監視のもとそこで政治やったら? というのは当時から投げやりな提案の一つとしてありますが)わけですが、そのほかに、
三度目の世界大戦が起きたわけでもない。
どこかの国が弾道弾を撃ち上げたわけでもない。
理事国に名を連ねる国が倒れたわけでもない。
人間の生活範囲は、海上の浮島に広まったくらいでしかない。
宇宙から何かが降って来たわけでもない。
おかしな疫病が流行ったわけでもない。
ただ、掬った砂が指の間から零れるように、少しずつ平和や平穏という単語が逃げていっただけだ、と。ただ緩やかに。いつの間にか、世界はこうなっていたのだ。
※斜体にならなかったので太字で
とか書いてあってなんかぞわっときました。自分で書いたんですが。
このうち、2つ(弾道弾と疫病)は現実に、もう1つ(国がぶっ倒れる)もほぼ現実になっちゃってるなあと。まあ、弾道弾的なものについては90年代前半からあったにはあったようですけど、核が絡んできたのは2006年以降っぽいので多分それより前に書いたのかなあ。
海上の浮島については当時から割と計画自体はあってテレビで見たんですけど、全然実現しないですね。東シナ海埋め立てたりとかはしてるみたいですけどね。軍事拠点的にはメガフロート使うと潜水艦に対して脆弱になるのでアウトらしいですが。あと船舶製造ラインを流用しないといけないことも造船業的には問題があるとか何とかも。
とはいえこれはほぼ否定の方なので、当時はそんなことないだろうとは思っていたわけですが、これもある意味で思った通りではあるのかなあ、とか。倒れたわけではないにしても、死に体であるということはある程度考えてはいたので。
なんというか、エースコンバット3とかアーマードコア4シリーズとかの「国家が衰退して企業が最大のコミュニティ管理者になる世界」っていうのが当面のこの世界の行き着く先かなあという考えはあんまり変わってないです。
まあ、何が一番ぞわっと来たかっていうと、この数文がリアルになっちゃって創作のシャレにならなくなってしまったところですが。
あと、誤字脱字が地味に多かったのがきつかったです。
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